気分変調性障害とは?

気分変調性障害とは、うつ病の診断基準を満たさない程度の軽いうつ状態が、長期間(児童・青年期では少なくとも1年間、成人では少なくとも2年間)持続している状態をいいます。気分変調性障害は、気分変調症や抑うつ神経症とよばれることもあります。

気分変調性障害の原因としては、うつ病と同じ場合と性格の偏りによる場合が考えられています。

気分変調性障害では、通常、自分で気分が良好といえる期間を数日か数週間持ちますが、ほとんどの期間(数か月続くことも)は、抑うつ気分と疲労感を感じています。

気分変調性障害の人は、しばしば、何をやるにも努力を要し、楽しい事など何もないと口にしますが、日常生活において必要なことは何とかやっていける程度のうつ状態とされています。

しかし、多くの人が、気分変調性障害の経過中に症状が悪化し、うつ病の診断基準を満たし重症のうつ病へと移行するといわれています。また、全体的に軽いうつ状態が続く中で、特に大きな波がみられることがあり、これをダブルデプレッションといいます。

気分変調性障害からうつ病への移行や、ダブルデプレッションがみられると、通常のうつ病よりも回復が遅く治りにくいといわれています。したがって、根気強く治療を続ける必要があります。

気分変調性障害の有病率は、2〜5%前後といわれており、その多くが専門医を受診して適切な治療を受けていないのが実態のようです。

気分変調性障害は、抗うつ薬などの薬物治療が有効とされていますので、早期治療が大変重要といえます。

(2008年11月3日掲載)
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