社会不安障害(SAD)とパニック障害の違い
社会不安障害(SAD)の人は、常に人前で強い苦痛を感じます。たとえば、「顔が赤くなる」「手足や声、全身が震える」などの身体的な症状が起こることを恐れて、徐々にそのような社会的状況をすべて回避するようになります。このようになると、通勤や通学ができなくなるなど、日常生活に著しい支障を来すばかりか、対人関係にも大きな影響を及ぼします。
社会不安障害の場合、人前で話をしたりするような場面で、手や声が震えてしまうのではないか、恥をかいてしまうのではないかと恐怖を感じ、ときに、恐怖のあまりパニック発作を起こすこともあるといわれています。
この点で、パニック障害におけるパニック発作と似ているともいえますが、パニック障害の場合は、繰り返すパニック発作がまた起きるのではないかという過度の不安(予期不安)を抱いている点で、社会不安障害とは異なるとされています。
パニック障害も人前で症状が出る病気ですが、これに限られず、時間や場所に関係なく、何の前ぶれもなく突然激しい動悸や呼吸困難、めまいなどのパニック発作が起こることが特徴です。
また、パニック障害におけるパニック発作では、「自分がコントロールできない」「死んでしまうのではないか」といった耐え難い恐怖を伴うことが多いのも特徴としてあげられます。
したがって、パニック障害におけるパニック発作は人前での場面がきっかけとなるとは限らないという点で、社会不安障害におけるパニック発作と区別されています。
<関連記事>
・社会不安障害(SAD)とうつ病の併発
(2009年3月25日掲載)
社会不安障害の場合、人前で話をしたりするような場面で、手や声が震えてしまうのではないか、恥をかいてしまうのではないかと恐怖を感じ、ときに、恐怖のあまりパニック発作を起こすこともあるといわれています。
この点で、パニック障害におけるパニック発作と似ているともいえますが、パニック障害の場合は、繰り返すパニック発作がまた起きるのではないかという過度の不安(予期不安)を抱いている点で、社会不安障害とは異なるとされています。
パニック障害も人前で症状が出る病気ですが、これに限られず、時間や場所に関係なく、何の前ぶれもなく突然激しい動悸や呼吸困難、めまいなどのパニック発作が起こることが特徴です。
また、パニック障害におけるパニック発作では、「自分がコントロールできない」「死んでしまうのではないか」といった耐え難い恐怖を伴うことが多いのも特徴としてあげられます。
したがって、パニック障害におけるパニック発作は人前での場面がきっかけとなるとは限らないという点で、社会不安障害におけるパニック発作と区別されています。
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(2009年3月25日掲載)
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