社会不安障害(SAD)とパニック障害の違い

社会不安障害(SAD)の人は、常に人前で強い苦痛を感じます。たとえば、「顔が赤くなる」「手足や声、全身が震える」などの身体的な症状が起こることを恐れて、徐々にそのような社会的状況をすべて回避するようになります。このようになると、通勤や通学ができなくなるなど、日常生活に著しい支障を来すばかりか、対人関係にも大きな影響を及ぼします。

社会不安障害の場合、人前で話をしたりするような場面で、手や声が震えてしまうのではないか、恥をかいてしまうのではないかと恐怖を感じ、ときに、恐怖のあまりパニック発作を起こすこともあるといわれています。

この点で、パニック障害におけるパニック発作と似ているともいえますが、パニック障害の場合は、繰り返すパニック発作がまた起きるのではないかという過度の不安(予期不安)を抱いている点で、社会不安障害とは異なるとされています。

パニック障害も人前で症状が出る病気ですが、これに限られず、時間や場所に関係なく、何の前ぶれもなく突然激しい動悸や呼吸困難、めまいなどのパニック発作が起こることが特徴です。

また、パニック障害におけるパニック発作では、「自分がコントロールできない」「死んでしまうのではないか」といった耐え難い恐怖を伴うことが多いのも特徴としてあげられます。

したがって、パニック障害におけるパニック発作は人前での場面がきっかけとなるとは限らないという点で、社会不安障害におけるパニック発作と区別されています。

<関連記事>
社会不安障害(SAD)とうつ病の併発

(2009年3月25日掲載)
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この記事へのコメント
1. Posted by 愛花   2009年04月04日 14:01
はじめまして。
パニックの発作で、動悸や目眩などはよく聞くんですが、私の場合、まるで子供が泣くように、しゃがみ込んで、引き付けを起こすほど泣き叫んでしまいます。
パニックの症状は人それぞれと聞いたことはありますが、私のような症状の方もいらっしゃるんですか?
突然のコメントで質問してしまって、気を悪くしてしまったら申し訳ありません。
2. Posted by 愛花   2009年04月08日 06:45
ただ思春期を過ぎた頃から、実家から出たい。母親から離れたい…そんな思いが強くなっていったのを覚えています。
そのせいか、高校卒業後はすぐに実家を離れ、日帰りではとても帰ることができないほど遠くへ引っ越したんです。
数年前、婦人科系疾患による手術で、この先子供を授かることは無理だとわかった翌日、その時の旦那に捨てられました。
日常生活が困難になった愛花は実家に帰る他なかったんですが、それを機に妊婦さんを見るとパニックを起こす…拒食や過食嘔吐…。
愛花が過呼吸やパニックを起こしても、しばらくは病院にさえ連れて行ってもらえませんでした。
愛花自身も精神的に疾患がある気はしたものの、母が言う通り、自分が悪いと思い込んでいたんです。その頃、愛花の体重は30Kgを切っていたのに…。
それほどまでに愛花の思考回路の中では母の言葉は絶対的だったんです。
半年ほど経ったある日、尋ねて来た介護福祉士の従兄弟が、愛花の様子に気付き、母を説得して病院に行くことになったんです。
その場で緊急入院。
初めはPTSDだと診断されましたが、次第に広場恐怖やパニック障害、そして鬱…。
母は病室に来る度に、愛花に小言を吐いていました。
“親戚に顔向けできない”
“病気のフリをして、お母さんを困らせている”
“昔からあんたはお母さんが嫌いだったから、今になって仕返しをしているんでしょ?”
“生き恥もいいところ”
すべてが母自身の保身や世間体のための言葉。
それでも愛花はやっぱり自分が悪いと思い続け、母に謝り続けていたんです。
−続きます−
3. Posted by 愛花   2009年04月08日 11:46
もちろん、旦那に対する思い同様、友人に対しても恐怖心があります。
しかし、もしもいつか愛想を尽かされるのであれば、今はとことん甘え、愛花が克服することを一番に考えよう…。そう考え直させてくれたのは旦那です。旦那は愛花を決して否定しません。恐怖心で押し潰されそうになる愛花に対しても、その感情を軽い気持ちでその場しのぎになだめるようなこともしません。常に冷静に全力で対処してくれています。
『愛花に愛想を尽かさない…捨てない…その結果を愛花が心から信用するのは、きっと何十年か先に、愛花が死ぬ間際に俺が側にいた時だ。だから俺は愛花より先に死なないことだけが目標』
結婚前に、こんな愛花と結婚しても、貴方は幸せにはなれなくて、いつかは愛花を捨てる。と言った愛花への旦那の解答です。
そんな旦那がいるから、今の愛花は落ち着いていられます。
病気を経験したことのない人に過度の期待をしないほうがいい…その言葉には愛花も同感です。
しかし愛花は、誰にも…旦那にすら期待せずに、ありのままで過ごしています。
“いつか愛想尽かされるのが当たり前”
それが前提だからです。
愛花の旦那の行動は、愛花のblogにたくさん書いてあるので、機会があれば読んでみて下さい。
−続きます−
4. Posted by 愛花   2009年04月08日 12:38
実家とは、現在は縁を切ったような状態で、連絡も取っていません。
愛花の旦那は現在ホストです。結婚前に旦那の職業を話した時は“どんな仕事でも、愛花を理解して、側にいてくれる人だったら賛成”そう言って喜んでいました。
しかし旦那は結婚を機にダイニングバーをオープンさせ、ホストを辞めていました。
祖父の突然の入院と施設への入所が原因で、金銭的に余裕がなくなり、せっかく専門学校に合格した弟が(愛花は二人姉弟で、弟は今年20歳です)学費の捻出が困難で学校を辞めることになるって言われてから、来年の卒業までの学費と弟の一人暮らしの費用、祖父の施設の費用の3分の2をすべて負担したのは、独身時代の愛花の貯金。それでも足りずに自分のお店を売ってお金を作ってくれた旦那。それでも少し足りなかったので、ホストをやっていた頃の社長に頭を下げて借りてくれたのも旦那です。
それでホストに戻ることになったんですが、
『愛花の旦那がホストだってことも、愛花に病気があって通院していることも、恥ずかしくて周りには言えないから、旦那は料理人で、愛花は今でもブライダルプランナーってみんなに言ってあるからね。ホストとしか結婚できないような娘がいるなんて知られたら、お母さん恥ずかしくて生きていけない』
そう言われました。
ちなみに、お金を出したことに対してお礼の言葉もなければ、店を売ることになった旦那に謝罪の言葉もありません。
“ありがとう”と“ごめんなさい”を、愛花は両親から聞いたことがありません。
愛花を傷付けるだけの家族ならいらない。世界中のどの場所よりも、愛花にとっては地獄…そう思ったから実家を飛び出したんだ…。
5. Posted by 愛花   2009年04月08日 13:44
母の言葉に、『育ててもらったお礼があるとすれば、この一件でチャラだから…』と返事をして、愛花は番号を変えて、それ以来連絡を取っていません。
親不孝だと思われてもいい…。
皮肉にも、親との関係を絶ち切ったことで、愛花は安定するようになりました。
これが愛花の現状です。
長々と書いてしまって申し訳ありません。
最後に管理人さんへ
この場所に不適切であるような愛花のコメントをお許しください。
6. Posted by ゆい   2011年12月03日 23:14
いいじゃないですか。
結果オーライじゃないですか。
はっきり言ってうらやましいです。
いくら母親と関係性が悪かろうとも、2度も結婚できて、あなたを必要とした男性がこの世に2人もいて。
どうせ子供は親から、巣立ちするものです。親との関係を断ち切っても、自分の幸せな生活ができればいいのです。今は旦那様と、幸せに2人で支え合って生きているのでしょう?病状も安定している。母親はどうせ直にあなたより先に死ぬのです。何が問題ですか? 上を見たらきりがないですよ。
私なんか、結婚もしていないし、病気を抱えながら1人で一生懸命耐えています。
仕事が忙しいので通院もできない。
ほんと死んでしまった方がいっそ楽になると思っています。毎日、ベッドにつくたびに、このまま朝が来なければいいのに、と思います。
贅沢を言わないでください。
あなたよりももっと辛い人がいるのです。こういう書き込みは不快です。
7. Posted by 運営者どすこい   2011年12月04日 10:48
ゆいさん
はじめまして。どすこいです。
毎日毎日、朝が来た時の辛さと言ったらないと思うけれど、それでも、一生懸命に真摯に生きていると思う。
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