転換性障害とは?

転換性障害とは、精神的なストレスや葛藤などが、運動機能や感情の障害となって現れる(この意味での「転換」です)もので、思春期に多くみられる病態とされています。

転換性障害には、転換することで受け入れ難い事を避けたり、病人になることによって特定の人の関心を惹いたり、責任や義務を回避したりというような現実的な利益(これらを「疾病利得」(しっぺいりとく)といいます)を得ようとする、多くは無意識的な作用が働いています。

代表的な転換性障害としては、心因性視力障害、心因性失声、ヒステリーなどがあげられます。

心因性視力障害では、視力の低下や視野の欠損がみられ、心因性失声では、発声器官に異常がないにもかかわらず口を閉ざし喋らない状態がみられます。

特に、失声は、うつ病の昏迷期、自閉症統合失調症、痴呆などの疾患の一症状として現れることがあり、この場合は、緘黙(かんもく)や無言症とよばれています。

転換性障害の治療にあたっては、まず、急性または慢性のストレスを確認することが重要とされています。そのうえで、抗うつ薬や抗不安薬を使った薬物治療や、認知療法行動療法などの精神療法が行われています。ただ、本人の性格的な傾向が深く関与しているため、単に他の症状に移る(これを「症状のシフト」といいます)だけで、本質的な改善が難しいとされています。

(2010年1月9日掲載)
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