うつ病と病識

病識(びょうしき)とは、疾病意識ともよばれ、自分がどんな病気に罹っているか、症状の重さがどの位かを客観的に判断できることをいいます。

精神疾患においては、この病識が欠けていたり、不十分な場合があります。たとえば、うつ病の場合は通常病識があるとされ、統合失調症の場合は著しく病識が障害されます。統合失調症は多くの場合、神経の高ぶりは感じることができるとされていますが、幻覚や妄想が活発な時期においては、それが病気の症状として自覚することが非常に困難か、あるいは病気であると認識できないとされています。

病識が問題となるのは、診断の妨げとなる場合があるからです。たとえば、幻覚や妄想があるにもかかわらず、本人はそのことについて異常だという認識はなく、ただ眠れないといったことだけが異常と認識しているような場合です。この場合、医師としては、幻覚や妄想についての情報を得ることができず、結局正しい診断が困難となります。

治療が進んで、精神疾患の症状が改善し本来の自分を取り戻すことができると、自分が病気であったという認識が生まれ、病識が生じるとされています。しかし、実際には、病識の有無や程度の判定については、難しい面があるといわれています。

(2009年12月25日掲載)
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