自律神経失調症とは?

自律神経失調症という病名は、実は、正式な医学用語ではありません。というのも、自律神経の乱れが関係している可能性がある症状が現れているだけで、何らかの検査で自律神経失調症が確認できるわけではなく、また、分析によっては、軽症のうつ病適応障害不安障害などの診断をくだすことも可能だからです。

自律神経失調症という正式な医学用語ではない病名がよく使われるのには、暫定的な診断という意味と、患者に対して重大な病気ではないという安心感を与える意味があるといわれています。

もちろん、自律神経失調症の診断には、身体的な異常がないことや、明らかな精神疾患がないことの確認(これを「除外診断」といいます)が必要とされます。

そこで、異常がないのなら、自律神経失調症は病気ではないのか?という疑問が浮かびます。しかし、自律神経失調症は、立派な病気です。

検査によって自律神経失調症の原因が分からないのは、自律神経の働きを正確に調べる方法がないことや、自律神経失調症の背景には、精神的なストレスが深く関係しており、数値的な検査では推測できない要素が多いからです。

検査で異常がないと、周りの人から無理解な態度をとられがちです。こうしたことでも、自律神経失調症を患う人は苦しみます。

自律神経失調症は検査だけでは語れない病気であることを、もっと広く浸透させていく必要があると思います。

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(2010年1月10日掲載)
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