心身症:循環器系・消化器系・呼吸器系

1.循環器系の心身症
循環器系の心身症としては、高血圧症と狭心症が最も代表的なものとしてあげられます。

高血圧症の中には、精神的ストレスによって血圧が大きく変動する病態があり、心身症として取り扱う必要のあるものが多くみられるとの指摘があります。

狭心症は、急激な感情の動きによって引き起こされることがよく知られており、精神的ストレスによる血圧の上昇、心拍数の増加、心筋の酸素消費量の増加が指摘されています。さらに、精神的ストレスが、狭心症の再発に深く関っているともいわれています。

2.消化器系の心身症
消化器の病気は、心理的な要因が深く関っていることが多く、精神的ストレスと胃腸の働きには密接な関係があるとされています。消化器系の心身症としては、過敏性腸症候群(IBS)、胃潰瘍などがよく知られています。

過敏性腸症候群は、精神的ストレスによる下痢や便秘といった、主に便通異常が特徴です。また、お腹にガスが溜まるガス症状やゲップも、過敏性腸症候群の一連の症状とされています。

胃潰瘍は50歳台が最も多く、強い精神的ストレスが長期間持続すると、胃や十二指腸に潰瘍性の変化が現れます。心身のリラックスができず、ストレスフルな状況が続くと、潰瘍の再発が高い確率で起こるとされています。

3.呼吸器系の心身症
呼吸器系の心身症としては、過換気症候群(過呼吸症候群)と気管支喘息がよく知られています。

過換気症候群は、過呼吸を生じる発作性の呼吸器系心身症の代表的な病気です。過換気症候群は、若い女性に多くみられ、発作中では呼吸困難や手足のしびれなどが多くみられ、重症の場合は意識を失うことがあります。

気管支喘息の発症は呼吸器の感染が原因とされていますが、精神的ストレスが原因となる場合もあると考えられています。精神的ストレスが絡む気管支喘息では、一般的な内科的治療の反応が悪く、リラックスを促すような治療が必要になるといわれています。

(2010年5月1日掲載)
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