頭痛に伴う不安・抑うつ
頭痛には、一次性頭痛と二次性頭痛があります。ニ次性頭痛は、頭蓋内に限らず頭痛の原因となる何らかの疾患が認められる頭痛のことで、一次性頭痛は、頭痛の原因となる疾患が認められない頭痛のことです。
一次性頭痛は頭痛患者のおよそ9割といわれ、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛がその代表格です。一次性頭痛には他に、労作性頭痛(運動によって誘発される頭痛)、睡眠時頭痛(必ず睡眠から覚醒させる鈍い頭痛発作)、雷鳴頭痛(突然出現し1分未満で痛みの強さがピークに達する重度の頭痛)などがあります。
一次性頭痛には不安や抑うつを随伴するケースがあり、こうした心理状態は、頭痛の慢性化の要因にもなるとされています。
また、一次性頭痛に随伴しやすい精神疾患として、気分障害(うつ病、双極性障害など)、薬物依存、不安障害(パニック障害、全般性不安障害など)、身体表現性障害(身体化障害、疼痛性障害など)に関する研究が多く報告されているといいます。
特に、うつ病・パニック障害と片頭痛との関連については、いずれもセロトニンの代謝異常が発症に関わっているとして注目されているようです。
治療すべき一次性頭痛について日本頭痛学会は、「苦痛があれば重症度にかかわらず治療の対象となる。頭痛が日常生活に支障をきたしていると判断した場合には積極的に治療すべきである」としています。
【出典】
日本頭痛学会『慢性頭痛の診療ガイドライン2013』
◇雑感
<関連記事>
・うつ病と偏頭痛
(2014年6月15日掲載)
一次性頭痛は頭痛患者のおよそ9割といわれ、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛がその代表格です。一次性頭痛には他に、労作性頭痛(運動によって誘発される頭痛)、睡眠時頭痛(必ず睡眠から覚醒させる鈍い頭痛発作)、雷鳴頭痛(突然出現し1分未満で痛みの強さがピークに達する重度の頭痛)などがあります。
一次性頭痛には不安や抑うつを随伴するケースがあり、こうした心理状態は、頭痛の慢性化の要因にもなるとされています。
また、一次性頭痛に随伴しやすい精神疾患として、気分障害(うつ病、双極性障害など)、薬物依存、不安障害(パニック障害、全般性不安障害など)、身体表現性障害(身体化障害、疼痛性障害など)に関する研究が多く報告されているといいます。
特に、うつ病・パニック障害と片頭痛との関連については、いずれもセロトニンの代謝異常が発症に関わっているとして注目されているようです。
治療すべき一次性頭痛について日本頭痛学会は、「苦痛があれば重症度にかかわらず治療の対象となる。頭痛が日常生活に支障をきたしていると判断した場合には積極的に治療すべきである」としています。
【出典】
日本頭痛学会『慢性頭痛の診療ガイドライン2013』
◇雑感
僕はもともと頭痛持ちではないけれど、数年前酷い緊張型頭痛が何日も続き、夜中に目覚めたり本当にまいった時があった。堪らず頭痛専門の神経内科へ。ドグマチールとコンスタンで助かった。市販の頭痛薬の乱用による頭痛もあるから、どうぞ早めの受診を。
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・うつ病と偏頭痛
(2014年6月15日掲載)
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