エンゲル係数、急上昇中-他

3分の1を経過した申年の今年。早、流行語大賞の有力候補がたくさん出てきた。その一つ、舛添都知事の繰り返す「精査」とは、号泣元兵庫県議の“記憶障害”とほぼ同義といっていいのかもしれない。「沐猴にして冠す」(もっこうにしてかんす)である。

では、先週の折々雑感です。

■中野孝次氏の「清貧の思想」は、出版がバブル崩壊の時期と重なりインパクトが大きかった。決して“貧乏のススメ”などではない。何度も読み返してみたい。

家計支出に占める飲食費の割合をエンゲル係数という。これが日本において急上昇しているのだという。食料品の値上がりに賃上げが追いつかない。どれだけ待てばいいのですか♪と「万里の河」のフレーズがずっと頭を流れる。あと何本「矢」を放てばいいのですか?期待はせずに「清貧の思想」に学ぼうか。
(2016.5.16 Twitter@kokorogより)

■過去100年の間に、東京の平均気温が3℃上昇したそうです。地方都市では1℃の上昇に留まっており、ヒートアイランド現象による影響が大きいようです。

厚労省が「熱中症予防のために」と題する事務連絡を各自治体などに発出した。もうそんな時季なのか。熱中症による死亡者は、1993年以前の年平均67人に対し、1994年以降年平均492人に跳ね上がる。エアコンもない部屋で寝られていた往時の夏は、今からすれば「冷夏」だったのかもしれない。
(2016.5.20 Twitter@kokorogより)

(2016年5月22日掲載)
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