実薬に勝る「医師という薬」-他

プラセボ効果が実証されたということは、即ち「病は気から」が実証されたこと。「鰯の頭も信心から」に通じるものがあるのかな。ところで、錠剤よりも注射の方が、値段が低いものよりも高いものの方が、その効果が高いらしい。人とは現金なものなのか。

では、先週の折々雑感です。

■たまに「ねんきん定期便」が届き、年間の受取見込額を見ますが、これだけで生活するのは、正直かなり厳しいなと感じます。

11月は「ねんきん月間」で、30日は「年金の日」だという。“国民の共同連帯”によって生活の安定が損なわれることを防止しようとする年金制度。世代間扶養の理念は美しいが、一方で世代間格差を生み出した。年金に対する国民の不信や不安が払拭されなければ、1130(いいみらい)はないと思う。
(2016.11.1 Twitter@kokorogより)

■患者と医師の良好な関係は、患者の医師に対する全幅の信頼と、医師の患者に対する受容とから成り立つもので、このような医師の開かれた態度を、英国の心身医学者バリントは「医師という薬」と呼んでいます。

プラセボだと知って飲んでも腰痛が緩和する。そんな研究結果が米国で発表された。しかし、症状を制御する脳領域が活性化されるこの「プラセボ効果」は、医師と患者の信頼関係に強く依存するという。病んでいる臓器に目を向けるだけではダメなんだ。バリントの提唱した「医師という薬」、至言だと思う。
(2016.11.3 Twitter@kokorogより)

(2016年11月6日掲載)
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