遠隔診療で強迫症の症状改善

慶應義塾大学は2016年11月30日付プレスリリースで、これまで治療効果が不十分であった強迫症(強迫性障害)の患者の症状が、遠隔による心理療法で改善したことを確認したと発表しています。

今回の試みは、病院と患者宅を通常のインターネット回線を用いるWEB会議システムでつなぎ、医師が自宅にいる患者を治療するというものです。

また、今回行われた心理療法は、行動療法の一つの「曝露反応妨害法」と呼ばれるもので、不安や苦痛を解消するための行為をしたくなっても、それを行わないことで強迫症の症状を改善していく治療法です。

一部であるとはいえ精神科領域における遠隔診療の有用性が今回実証されたことから、今後、高齢化、引きこもり、医師の偏在など多くの問題を抱える我が国において、遠隔診療の果たすべき役割が高まることが予想されます。

【出典】
プレスリリース(PDF)

◇雑感

原則禁止としていた遠隔診療を、厚労省が2015年8月10日付事務連絡で方針転換を伝えた。遠隔診療を導入する精神科クリニックが既に東京でもいくつか出てきている。講師のいない予備校がある。やがて医師のいない“病院”も誕生するかもしれない。


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(2017年1月10日掲載)
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