トラウマ記憶を消す新技術開発

横浜市立大学は2016年12月5日付プレスリリースで、トラウマ記憶を光操作により消去する新たな技術を開発したと発表しています。大阪大学、東京大学との共同研究による成果です。

トラウマ記憶に限らず、シナプス応答の増強が記憶一般の中心的メカニズムとなりますが、神経伝達物質であるグルタミン酸の受容体「AMPA受容体」の数が増えることによって、シナプス応答が増強されることが知られています。

研究グループは今回、トラウマ記憶を獲得したラットを用いて、トラウマ記憶形成の過程でシナプスに移行した「AMPA受容体」を、光操作により破壊することにより、トラウマ記憶を消去することに成功しています。

光操作とは、光に反応して活性酸素を発生する物質を抗体に吸着させ、その抗体が標的とする分子に結合した際に光を当てることにより、その標的分子を不活性化させるという技術です。

今回の研究成果は、今後、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の新たな治療法の実現につながると期待されます。

【出典】
プレスリリース

◇雑感
嫌な記憶を片っ端から消すことができる。そんな方法が実現したら、どんなに楽に毎日を生きられるだろう。一日の終わりに消去作業を開始すれば、30分ほどで気分が安らかになり、深い眠りにつける。ん?いつか記憶の全てを消したくなるような気もする。

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(2017年1月16日掲載)
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