うつ病患者の3割、受診まで1年以上

日本イーライリリーは2017年2月24日付プレスリリースで、過去にうつ病と診断され現在は社会復帰(または復帰に向けて調整)している20代から60代の男女517名を対象に実施した『うつ病に関する患者調査』の結果を発表しています。

今回の調査は、「うつ病患者の疾患に対する認識および回復の途上における周囲との関わりについて明らかにする」ことを目的として2016年11月に実施され、双極性障害または統合失調症と診断されたことがある人は調査対象から外されています。

主な調査結果をご紹介します。
  • 自分がうつ病になる可能性があると「思っていなかった」:59.8%
  • 最初にうつ病の症状を感じてから医療機関を受診するまで「1年以上」かかった:27.3%
  • 「職場の人」にうつ病を理解してもらえた:57.5%

【出典】
日本イーライリリー プレスリリース(PDF)

◇雑感
「うつ病について理解してくれていた人のどのような行動が回復に役立ちましたか」という問いに最も多かった回答が「うつ病になる前と変わらず、普段通りに接してくれた」。がん患者も同様らしい。“特別扱い”が孤独感を強めてしまうことを銘記したい。

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(2017年4月12日掲載)
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