仕事ストレスの血液マーカー発見

岡山大学は2017年4月12日付プレスリリースで、JCQを用いて、仕事ストレスと関連性のある血液マーカーを発見したと発表しています。

JCQ(Job Content Questionnaire)とは、職業性ストレスの測定法として開発された質問紙のことで、仕事のストレスを「仕事の要求量」「仕事の裁量権」「社会的支援」によって決定し、どの程度ストレスにさらされているかが分かるように作られています。

研究グループは今回、健康な勤労者378人を対象に、JCQの仕事ストレス調査を実施し、女性勤労者において、仕事のストレスが大きくなると血液中の「アルギナーゼ1」が低下し、一方で、仕事の裁量権や社会的支援が大きくなると「アルギナーゼ1」が上昇することを発見しています。

「アルギナーゼ1」は、主に肝臓に存在し、血管拡張作用(降圧作用)を持つ一酸化窒素と関係しており、血管内皮機能(血管を健康に保つ血管内膜にある細胞の機能)と関連があるとされているタンパク質です。

今回の研究成果が、今後、仕事ストレスの客観的な評価手法の開発に活かされることが期待されます。

【出典】
岡山大学 プレスリリース(PDF)

◇雑感
2015年12月から企業に義務付けられたストレスチェック。メンタルヘルス不調を未然に防ぐための仕組みだが、正直な体調や気持ちを隠そうとする人はいないだろうか。血液検査でストレス状態が分かれば、自身を労わる気持ちも芽生えるのではないか。

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(2017年5月17日掲載)
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