脳のシワで統合失調症発症を予測

富山大学、東京大学、東邦大学、東北大学は2017年7月11日付プレスリリースで、統合失調症の発症高リスク群のうち、後に発症した群は、発症しなかった群と比較して、左後頭葉の脳回(いわゆる、シワ)の過形成が見られることを、世界で初めて明らかにしたと発表しています。

研究グループは今回、アットリスクメンタルステートと呼ばれる、典型的な統合失調症の症状を発症する前段階が疑われる状態の群(発症高リスク群)104人と、健常対照群104人を対象に、MRIを用いてそれぞれの大脳皮質の脳回を調べています。

その結果、発症高リスク群は、健常対照群と比較して、大脳皮質領域において広く脳回の過形成が見られ、胎生期における神経発達の変化を示すものであることが明らかにされています。

さらに、発症高リスク群のうち、後に統合失調症を発症した群は、発症しなかった群と比較して、左後頭葉の脳回の過形成が見られ、後の発症が予測される変化を示すものであることが明らかにされています。

今回の研究成果が、今後、統合失調症の発症メカニズムの解明や、早期診断法の開発につながることが期待されます。

【出典】
日本医療研究開発機構 プレスリリース

◇雑感
脳のシワの入り組みが複雑だと、統合失調症の発症リスクが高まることが科学的に明らかにされた。頭が良い人ほど脳のシワが多い。昔から言い古されてきた話だが、本当に根拠があるのだろうか。こちらの真偽も、やがて科学の力ではっきりするんだろうな。

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(2017年9月13日掲載)
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