オキシトシンの腸管吸収の仕組み解明

金沢大学は2017年8月23日付プレスリリースで、オキシトシンが腸管から吸収されるメカニズムを明らかにしたと発表しています。

オキシトシンは、出産時に大量に分泌され、その子宮収縮作用から陣痛促進剤に応用されています。また、自閉症者においてその血中濃度が低いことが知られ、母性や人間関係の形成といった社会行動や、不安の解消などにオキシトシンが深く関係しているといわれています。

また、従来、母乳を飲んだ乳児のオキシトシン血中濃度が上昇することから、母親の血液中のオキシトシンが母乳に移行し、それを飲んだ乳児の腸管からオキシトシンが吸収されるのではないかと推測されていましたが、そのメカニズムはこれまで不明だったといいます。

研究グループは今回、マウスを用いて調べたところ、終末糖化産物受容体と呼ばれる分子が小腸の絨毛上皮細胞にあり、その分子がオキシトシンを腸管側から体内側へ輸送し、オキシトシンの吸収を行うことを発見しています。

今回の研究は、オキシトシンを粉ミルクなどへ配合し口腔投与することの有効性を示唆するものといえます。

【出典】
金沢大学 プレスリリース(PDF)

◇雑感
俗に愛情ホルモンや絆ホルモンとも呼ばれ、愛情や信頼などにも深く関わるオキシトシン。様々な事情によって母乳保育ができない場合も多いと思う。粉ミルクヘの配合が実現し、母乳と同じ栄養的効果が得られるとすれば、人類にとって大きな一歩だと思う。

<関連記事>
心を癒す「オキシトシン」
オキシトシン、自閉症の脳機能改善

(2017年10月5日掲載)
スポンサーリンク
コメント投稿(運営者確認後に表示)
※運営者の判断によリコメントが表示されない場合(誹謗や中傷など)がありますので、ご了承ください。また、特定の病院に対するお問い合わせにつきましては、ご覧になった病院へ直接お願いいたします。
名前
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
スポンサーリンク
記事検索
カスタム検索


Copyright © 2007-2017 「うつ」の心に癒しを。