脳活動からうつ病傾向予測

情報通信研究機構と科学技術振興機構は2017年10月3日付プレスリリースで、“経済的な不平等”に対する脳の反応から、現在と1年後のうつ病傾向を予測することができることを見出したと発表しています。

経済格差の拡大は現代社会における深刻な課題の一つであり、国内外の疫学研究で経済的不平等とうつ症状の因果関係が示唆されてきた一方、その脳内メカニズムはこれまで不明だったといいます。

研究グループは、自分と相手のお金の分配の差に対する感情の働きを調べるため、被験者に“最終提案ゲーム”と呼ばれるコンピューターゲームに取り組んでもらい、その際の脳の活動をfMRIで捉え、これに今回考案した機械学習技術を適用しています。

その結果、扁桃体と海馬の“経済的な不平等”に対する反応から、現在と1年後のうつ病傾向を予測することが可能であることを見出しています。

扁桃体と海馬はストレスに関連する重要な領域であり、うつ病患者では、扁桃体と海馬の脳活動と体積が健常者とは異なることが知られています。今回の研究の知見と合わせ、今後、うつ病の長期の病状予測の実現などにつながることが期待されます。

【出典】
科学技術振興機構 プレスリリース

◇雑感
昔々「一億総中流」と呼ばれていた時代があった。大多数の人たちが自分自身を中流階級であると思う社会。ある意味でいい社会だったのではないか。時代は大きく変わり、今は「格差社会」。「一億総活躍社会」が“貧乏暇なし社会”でないことを望みたい。

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(2017年11月15日掲載)
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