発達障害診断のネガティブ感情を知識が緩和

金沢大学は2018年8月3日付プレスリリースで、発達障害に関する知識が高いほど診断時のネガティブな感情が低下することを実証することに、世界で初めて成功したと発表しています。

研究グループは、5〜8歳の言語発達に遅れのない高機能の自閉スペクトラム症児の母親30名を対象に、子に対する感情の経時的変化を出生時まで遡って調査し、健常児の母親32名と比較しています。

その結果、自閉スペクトラム症児の母親は、医療機関で診断を受ける前からすでに健常児の母親と比べて高いストレスと心理的苦痛を抱えていることが明らかになっています。

また、研究グループは、自閉スペクトラム症児の母親のみに焦点を絞り、診断に関連するイベント毎の時点(出生時、発達の問題に気づいた時点、診断を受けた時点、調査時点)における子に対する感情を調べています。

その結果、発達障害に関する知識が高いほど、子に対するネガティブな感情を持ちにくいことが明らかになり、特に診断時点での子に対するネガティブな感情が緩和される可能性が見出されています。

これまで発達障害に関する知識と母親の心理との関係について調べた研究は、ほとんどなかったといいます。今回の研究は、発達障害に関する知識を普及することが健やかな親子関係を築く上で重要であることを示唆しています。

【出典】
金沢大学 プレスリリース(PDF)

◇雑感
知識が深いほど、子の発達障害の診断時にネガティブになりにくいことが分かった。彼を知り己を知れば百戦殆うからず、やはり知識というのは心を支え身を守るものなのだ。相手(うつ病)を知らなければ闘うことはできないと考え、当時何冊も本を読んだことを、ふと思い出した。

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(2018年9月26日掲載)
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