飲み放題、過剰飲酒を助長

筑波大学は2018年8月29日付プレスリリースで、「飲み放題」での飲酒量が、飲み放題ではない場合に比べて大幅に増加することを明らかにしたと発表しています。

研究グループは今回、関東の31大学35学部の学生533人を対象に、飲食店における飲み放題に関する横断的な調査を実施したところ、飲み放題での飲酒量が、飲み放題ではない場合に比べて、男子学生で1.8倍、女子学生で1.7倍増加することが明らかになっています。

また、男子学生の4割、女子学生の3割が、飲み放題の場合にのみ「一時的多量飲酒」※という危険な飲酒をしている実態が明らかになっています。
※WHOの定義により、性別を問わず一回の飲酒機会で純アルコール60g(目安:ビール大瓶2本半、日本酒3合、ワイン小グラス6杯)以上摂取した場合をいいます。

若者のアルコールの過剰摂取は世界的な問題とされ、WHOが飲み放題サービスがアルコールの過剰摂取を招くとして、2009年、その禁止・制限を提言しており、既にイギリスでは飲み放題サービスの提供に罰則が設けられているといいます。一方、日本では未だに多くの飲食店で飲み放題サービスが提供され、アルコールに対して寛容な環境は変わっていないようです。

研究グループでは、今回の研究結果を一般化するために、全国の大学生における同様の横断研究や、飲み放題ではなぜ飲酒量が増えるのかという要因に関する質的・量的調査を今後展開していく必要があるとしています。

【出典】
筑波大学 プレスリリース(PDF)

◇雑感
飲酒運転でひき逃げ事故を起こした元アイドルの女が引退に追い込まれたのは記憶に新しい。つい先日には飲酒運転のうえ時速130キロで暴走した男が4人を死亡させる悲惨な事故が青森で起きた。飲んだら乗るな。乗るなら飲むな。痛い目にあって知るのだろうが、それでは遅い。

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(2018年10月24日掲載)
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