ドーパミン作動薬、抗うつ薬の作用強化

久留米大学は2018年12月14日、うつ病などの治療に用いる抗うつ薬の作用を強めるためには、海馬の歯状回という領域においてドーパミンD1受容体シグナルの増強が重要であることを発見したと発表しています。

研究グループは今回、ストレスを受けたマウスに抗うつ薬の一つである選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)※を2週間投与し、その脳内の遺伝子の発現を解析しています。
※今回使われたSSRIは、フルオキセチン(商品名は「プロザック」で、国内では未承認)です。

その結果、海馬歯状回においてドーパミンD1受容体の発現が増加して、ストレスに対するセロトニン応答の抑制、神経新生の促進につながり、うつ様行動の改善が認められたといいます。

また、さらに強いストレスを受けたマウスでは、SSRI単独ではうつ様行動の改善は認められなかったものの、SSRIとドーパミンD1受容体刺激薬を併用すると、海馬歯状回においてドーパミンD1受容体の発現が増加して、うつ様行動の改善が認められたといいます。

ドーパミンD1受容体を標的とした薬物療法は、今回、抗うつ薬の治療効果を高めることが判明したことから、今後、抗うつ薬の効かない治療抵抗性うつ病の有効な治療法になると考えられます。

【出典】
久留米大学 発表

◇雑感
SSRI単体で効果のない場合でも、ドーパミンD1受容体刺激薬を併用すると有効であることが分かった。そういえば10年以上も前だが、僕も「パーロデル」を抗うつ薬と併用していた時期がある。当時の主治医は“家来”だと説明してくれたが、今後主従逆転するかもしれない。

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(2019年2月19日掲載)
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