うつ予防と回復、異なる対策が必要

富山大学は2019年3月11日付プレスリリースで、働く人の抑うつ症状の発症と抑うつ症状からの回復について、一年間の追跡調査を行った結果を発表しています。

研究グループは今回、定期的に調査を行っている公務員研究の参加者2088名のデータを用いて、抑うつ症状の発症と抑うつ症状からの回復について、どのような要因が影響しているのかを調べています。

その結果、抑うつ症状の発症には、「仕事への不満足」「未婚」「短時間睡眠(6時間未満)」がその要因として影響していること、また、抑うつ症状からの回復の阻害には、「仕事の裁量度の低さ」「仕事の要求度の高さ」が強く影響している他、「慢性疾患」があることも関連しているといいます。

なお、今回の研究では、労働時間やシフト勤務など労働量に関する要因については、これら単独では抑うつ症状の発症/回復との関連は認められなかったといいます。

今回の研究により、抑うつ症状の発生と回復に影響する要因が異なることが判明したことから、その予防と回復策を考えるうえで観点を変える必要があることが明確になったといえます。

【出典】
富山大学 プレスリリース(PDF)

◇雑感
働き方改革関連法も施行され、働き方改革全盛期と言っていいのではないかと思う。ただ、その改革の中身を見ると、残業規制や有休消化など「労働時間の短縮」ばかりが目立つ。単に労働時間を減らすだけだとすると、ただでさえ労働生産性の低い日本の行く末が心配されるのだが。

<関連記事>
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(2019年4月15日掲載)
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この記事へのコメント
1. Posted by 青ちゃん   2019年04月16日 23:58
どすこいさん

前回のコメント、
なんかカタコトな文章でしたね。
恥ずかしいです。

働き方改革…
全く中身が伴っていない気がしてます。
上司も同僚も半ば苦笑い…
社員に注意喚起している部署が、
実は帰りが一番最後だったりします。
2. Posted by 運営者どすこい   2019年04月17日 05:29
青ちゃん

恥ずかしい・・・そんなことはないですよ。あまり気になさらずに。

ところで、働き方改革(主に残業削減)の旗振り役の残業が減らないとは。「まず隗より始めよ」ですが、ただ一方で、旗振り役の労務担当部署へ向けられる目が厳しくなるような気もしますから、なかなか難しいですね。
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