抗うつ薬「トリンテリックス」承認取得
武田薬品工業は2019年9月20日付プレスリリースで、抗うつ薬「トリンテリックス」(一般名:ボルチオキセチン臭化水素酸塩)について、厚生労働省よりうつ病・うつ状態に対する治療薬として製造販売承認を取得したと発表しています。
「トリンテリックス」は、セロトニン再取り込み阻害作用とセロトニン受容体調節作用を有しており、セロトニンだけでなく、ノルエピネフリン、ドーパミン、アセチルコリン、ヒスタミンの遊離を調節するとされており、こういった複数の薬理作用を併せ持つ初めてかつ唯一の化合物であるといいます。
本剤の用法・用量については、「通常、成人にはボルチオキセチンとして10mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態により1日20mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて行うこと」とされています。
なお、2019年11月13日、中央社会保険医療協議会は「トリンテリックス」の薬価収載を了承し、同年11月19日に収載された薬価は、10mg1錠168.90円、20mg1錠253.40円です。
【出典】
武田薬品工業 プレスリリース
◇雑感
【追記】
武田薬品工業は2019年11月27日付プレスリリースで、同年9月20日に製造販売承認を取得した新規抗うつ薬である「トリンテリックス」について、同年11月27日より販売を開始したと発表しています。
[出典]
武田薬品工業 プレスリリース
<関連記事>
・抗うつ薬、低めの投与量が有効
・新抗うつ薬「Brintellix」:米国で販売承認
(2019年11月29日更新)
「トリンテリックス」は、セロトニン再取り込み阻害作用とセロトニン受容体調節作用を有しており、セロトニンだけでなく、ノルエピネフリン、ドーパミン、アセチルコリン、ヒスタミンの遊離を調節するとされており、こういった複数の薬理作用を併せ持つ初めてかつ唯一の化合物であるといいます。
本剤の用法・用量については、「通常、成人にはボルチオキセチンとして10mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態により1日20mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて行うこと」とされています。
なお、2019年11月13日、中央社会保険医療協議会は「トリンテリックス」の薬価収載を了承し、同年11月19日に収載された薬価は、10mg1錠168.90円、20mg1錠253.40円です。
【出典】
武田薬品工業 プレスリリース
◇雑感
新規抗うつ薬「トリンテリックス」が登場した。病状が思わしくないうつ病患者にとっては嬉しいニュースだと思う。本剤は欧州や米国、メキシコ、南アフリカなど既に世界83か国で承認されている。ということは、我が国は84番目。希望の光があっても、日本に届くまでが長い。
【追記】
武田薬品工業は2019年11月27日付プレスリリースで、同年9月20日に製造販売承認を取得した新規抗うつ薬である「トリンテリックス」について、同年11月27日より販売を開始したと発表しています。
[出典]
武田薬品工業 プレスリリース
<関連記事>
・抗うつ薬、低めの投与量が有効
・新抗うつ薬「Brintellix」:米国で販売承認
(2019年11月29日更新)
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