発達障害を持つ子、高い不安

鳥取大学は2019年10月29日付プレスリリースで、発達障害を持つ子は持たない子に比べて不安が高く、特に自閉症スペクトラム障害(ASD)を持つ子においては特に不安が高いことを明らかにしたと発表しています。徳島文理大学、神戸大学との共同研究による成果です。

ASDや注意欠如多動性障害学習障害などの発達障害を持つ子が高い不安を抱えていること(いろいろなことを怖がる、心配が多い)は、既に海外の研究においては明らかにされていますが、国内においては研究調査がなく、発達障害を持つ子の不安の高さについては、あまり知られていないといいます。

研究グループは今回、放課後等のデイサービスを利用する子を対象に調査を実施し、国内における発達障害を持つ子の不安の高さを調査しています。その結果、国内においても一般の子に比べて発達障害を持つ子の不安は高く、また、特にASDを持つ子ではさらに不安が高いことが明らかにされています。

高い不安は人と関わる機会を減らしたり新しいことに挑戦する機会を少なくしたりし、様々な学習の機会を奪うだけではなく、発達障害の特性から生じるコミュニケーションの苦手さがさらに不安を高め、不登校などの二次的な問題にもつながることから、今後、高い不安やその不安から生じる問題への支援が求められます。

【出典】
鳥取大学 プレスリリース(PDF)

◇雑感
国内でも発達障害児が強い不安を抱いていることが判明した。特に社会的コミュニケーションの障害を中核とする自閉スペクトラム症で顕著だという。『発達障害』の言葉自体は浸透してきたが、理解の浸透が進んでいるか。「生きづらさ」と共に「育てにくさ」も減っていくといい。

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(2020年1月8日掲載)
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