親のハグ、赤ちゃんをリラックス
東京大学は2020年4月7日付プレスリリースで、両親のハグによって乳児がリラックスすることを実証したと発表しています。東邦大学、大阪大学との共同研究による成果です。
親は、喜びや愛情を示す際、乳児をぎゅっと抱きしめます。この行動は、さまざまな国の親子で見られ、英語圏では「Hug(ハグ)」と呼ばれています。しかし、まだ話せない乳児が親にハグされた時どのように“感じている”のかはほとんど研究されておらず、不明だったといいます。
研究グループは今回、母親に「軽く縦抱きする」「可愛いと思ってぎゅっとハグする」「そのまま走れる位強く抱きしめる」の接触圧の異なる3タイプの抱き方をしてもらい、その時の乳児の心拍間隔の増加率を比較しています。
その結果、「可愛いと思ってぎゅっとハグする」抱き方の時に、他の抱き方よりも乳児の心拍間隔の増加率が高くなり、副交感神経が活性化したリラックス状態となることが分かりました。
また、母親・父親・育児経験のある初対面の女性の3人のハグによる影響を調べたところ、母親や父親にハグされている時の方が、初対面の女性にハグされている時よりも乳児がリラックスすることが分かりました。
(画像はプレスリリースより)
なお、自分の子をハグすると、ハグ前と比較して母親・父親の心拍間隔の増加率が高くなり、両親もリラックスすることが実験的に示されました。
【出典】
東京大学 プレスリリース
◇雑感
<関連記事>
・人見知りは赤ちゃんの心の葛藤
・視線を向けられた人を赤ちゃんは好む
(2020年6月9日掲載)
親は、喜びや愛情を示す際、乳児をぎゅっと抱きしめます。この行動は、さまざまな国の親子で見られ、英語圏では「Hug(ハグ)」と呼ばれています。しかし、まだ話せない乳児が親にハグされた時どのように“感じている”のかはほとんど研究されておらず、不明だったといいます。
研究グループは今回、母親に「軽く縦抱きする」「可愛いと思ってぎゅっとハグする」「そのまま走れる位強く抱きしめる」の接触圧の異なる3タイプの抱き方をしてもらい、その時の乳児の心拍間隔の増加率を比較しています。
その結果、「可愛いと思ってぎゅっとハグする」抱き方の時に、他の抱き方よりも乳児の心拍間隔の増加率が高くなり、副交感神経が活性化したリラックス状態となることが分かりました。
また、母親・父親・育児経験のある初対面の女性の3人のハグによる影響を調べたところ、母親や父親にハグされている時の方が、初対面の女性にハグされている時よりも乳児がリラックスすることが分かりました。
(画像はプレスリリースより)
なお、自分の子をハグすると、ハグ前と比較して母親・父親の心拍間隔の増加率が高くなり、両親もリラックスすることが実験的に示されました。
【出典】
東京大学 プレスリリース
◇雑感
0歳の赤ちゃんもママやパパに抱かれると心が落ち着くことが実験で明らかになった。さらにママやパパの心まで和ませることも。触れ合いが絆も深める。が、しかし、新型コロナ禍、ソーシャルディスタンスが叫ばれる昨今、人との触れ合いもままならない世の中になってしまった。
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(2020年6月9日掲載)
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