自閉スペクトラム症有病率は3%超

弘前大学は2020年5月26日付プレスリリースで、2013年から弘前市で毎年実施している全5歳児に対する発達健診の疫学研究結果を発表しています。

発表によると、5歳における自閉スペクトラム症(ASD)の有病率は3.22%、男女の比率は1.83:1であることが解明され、これまで考えられていた有病率(2.64%、韓国の研究報告)よりも高い数値※であることが明らかにされています。
※統計学上の「信頼区間」が重複しており、必ずしも日本におけるASD有病率が他の国と比較して高いという結果を示すものではないといいます。

また、ASDと他の発達障害との併存率については、注意欠如多動症が50.6%、発達性協調運動症が63.2%、知的発達症が36.8%と、1つ以上の発達障害との併存率は88.5%に上ることも明らかにされています。

ASDは高頻度で他の発達障害を併存しており、幅広い発達評価を行い、支援に役立てていくことが必要であると考えられ、研究グループでは今後、さらに縦断的研究を行い、適応スキルや精神医学的経過について調査を継続していくとしています。

【出典】
弘前大学 プレスリリース(PDF)

◇雑感
信州大学医学部附属病院・子どものこころ診療部の本田秀夫先生によれば、発達障害の人たちは「一見ふつうに振る舞うだけで、すでに過剰適応していると言っても過言ではない」という。「生きづらさ」を抱えながら生き抜かなければならない苦悩。多様で手厚いサポートが不可欠。

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(2020年6月23日掲載)
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