うつ病になりやすい単身赴任者

うつ病などの心の病に罹る単身赴任者が急増しています。

1980年代初めの流行語に、“札チョン”という言葉があります。これは、札幌のチョンガーという意味で、当時の労働省の調査によると、全国の“○○チョン族”は40万人を超えていたといいます。

しかし、単身赴任生活は、はたで考えるほど気ままな暮らしではなく、内情はむしろその逆のようです。二重生活による経済的負担や、生活が不規則になるなどの問題点が多いことも指摘されています。

慣れない一人暮らしからストレスが溜まり、孤独感も募って心の落とし穴にはまりやすい点に気をつけなければなりません。

こうした事実を裏付けるように、単身赴任者を対象としたある調査では、「イライラが増えた」と答えた人が約半数に達し、「寂しい」と感じている人は7割にものぼったといいます。

「酒が増えた」「タバコが増えた」「熟睡できない」などの回答も、3割〜5割に達するなど、不慣れな土地でストレスまみれになり、疲れ切っている様子がうかがえます。

週末だけでも定期的に帰宅できればよいですが、それが無理なら電話などでこまめに連絡をとりあうなど、家族との関係をできるだけ密に保つことが重要になってくると思います。

(2008年4月10日掲載)
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