「いやな気分よ、さようなら」デビッド・Dバーンズ

「いやな気分よ、さようなら」デビッド・Dバーンズ

いやな気分よ、さようなら

デビッド・Dバーンズ「いやな気分よ、さようなら」は、認知療法について書かれた本の中では、大変分かりやすい本で、かつ実践的な本だと思います。何度読み返したかわかりません。私のバイブルともいえる、おすすめの本です。

私は、この本に書かれているとおり「認知の歪み」の修正を実践しています。そうすることで、合理的な考えへと導いてくれます。

「あなたがある考えを抱いたその瞬間に心の中にある種の感情反応が起こります。考えが感情を規定するのです。」

「あなたの気分の悪さはすべて、歪んだマイナスの考え方から来ているのです。不合理な悲観的態度が症状を発展させ、固定しているのです。」

「この認知の歪みを知ることこそ、うつ病を治す鍵です。」

私が持っている初版本でも500ページ弱と大著ですが、現在の増補改訂第2版は800ページ超とさらにページ数が多くなっています。

しかし、認知療法についての部分は変わりなく、増えた分は薬に関しての記述です。

なお、うつが激しい急性期の時は、まずは薬の服用と休養が大切です。気分が安定してきた段階で、本書を読むようにすると良いと思います。

認知療法とは?
認知療法とは、外的な事象そのものがある感情を直接引き起こすのではなく、そうした事象をどのように認識(認知)するかによって感情は異なるのだという観点をベースとした心理療法です。

うつ病にかかった人は、一面的・悲観的な考え方をする“思考の癖”があり、それが物事に対する感じ方に影響を与えてしまうと認知療法では考えています。

具体的には、認知療法は次の5つの項目を明らかにする作業を通して、“認知の歪み”を修正していきます。

最初はうまくいかないと思いますが、数をこなして慣れてくれば、時間は短縮されます。

  1. 自分が辛いと感じたときの具体的状況
  2. その時の感情や苦しさの程度
  3. その時の考え(思考の癖、自動思考)
  4. より現実的で楽になる考え方
  5. これら作業をやった後の気分(苦しさがどの位減ったか)


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