断眠療法とは?

うつ病の治療法に、「断眠療法」というものがあります。

断眠療法には、一晩中断眠させる「全断眠療法」と、夜間後半を断眠させる「部分断眠療法」の2つがあります。

断眠療法が提唱された初期においては全断眠が主流でしたが、現在では、夜間後半の部分断眠がより有効であることが確かめられています。たとえば、22時に入床し、1〜2時に起床するといったスケジュールで実施されます。

断眠療法がうつ病に効果があるとする根拠は諸説あり、うつ病の背景にある睡眠・覚醒リズムの乱れが断眠により矯正されるとする説、断眠によるレム睡眠抑制作用が抗うつ薬の作用と似ているとする説、断眠による甲状腺機能の活性化などがあります。

断眠療法の特長は、うつ病への効果発現までの期間が短く、早ければ断眠中に効果が出ることにあります。また、断眠療法は、抑うつ気分の改善効果が高く、抗うつ薬との相乗的効果も高いといわれています。

また、断眠療法は、副作用が少ないため、妊婦や高齢者に適していることと、即効性が期待できることから自殺念慮の強い人に向いているといわれています。

断眠療法の欠点としては、効果の持続が短いことがあげられます。このため、多くの場合、断眠療法と抗うつ薬などの薬物療法とを併用します。

なお、断眠療法は、まれに幻覚妄想状態や躁状態になることがあるといわれています。

(2008年4月10日掲載)
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