うつ病の具体的症状:抑うつ気分
うつ病の典型的な症状の一つが、抑うつ気分です。
抑うつ気分は、「気が滅入る」「憂鬱」「気が沈む」「うっとおしい」「気が晴々しない」など、さまざまな表現で表される感情です。
「抑」という文字が入っているので、「うつを抑える」つまり「うつではない気分」と誤解されがちですが、「うつによって抑え込まれた気分」というのが抑うつ気分の意味です。
抑うつ気分は、うつ病でなくても日常生活の中で多くの人が経験しますが、うつ病との境界となるのが、抑うつ気分の持続時間です。
誰もが経験する気分の落ち込みは、1日以内あるいは長くても2、3日以内で治まります。しかし、うつ病の場合の抑うつ気分は、1週間、2週間と長く続きます。
また、日常で経験する気分の落ち込みは多くの場合、その原因となる出来事があって落ち込み、その原因が消えたり、自分なりの対処法が決まると消えるのに対して、うつ病の場合は、必ずしもこのような因果関係がありません。
さらに、うつ病における抑うつ気分の特徴の一つに、日内変動(にちないへんどう)があります。抑うつ気分の日内変動とは、午前中に抑うつ気分が強く、夕方から夜にかけて気分が楽になるというものです。稀に、逆の場合もあるようです。
また、うつ病における抑うつ気分の特徴として、抑うつ気分の始まりや回復に関して、ある日突然始まったり回復するのではなく、かなりの気分の波(変動)を伴いながら良くなったり、悪くなったりする点があげられます。
<関連記事>
・うつ病の具体的症状:興味と関心の喪失
・うつ病の具体的症状:思考の抑制と行動の抑制
・うつ病の具体的症状:マイナス思考と自殺念慮
(2008年6月7日掲載)
抑うつ気分は、「気が滅入る」「憂鬱」「気が沈む」「うっとおしい」「気が晴々しない」など、さまざまな表現で表される感情です。
「抑」という文字が入っているので、「うつを抑える」つまり「うつではない気分」と誤解されがちですが、「うつによって抑え込まれた気分」というのが抑うつ気分の意味です。
抑うつ気分は、うつ病でなくても日常生活の中で多くの人が経験しますが、うつ病との境界となるのが、抑うつ気分の持続時間です。
誰もが経験する気分の落ち込みは、1日以内あるいは長くても2、3日以内で治まります。しかし、うつ病の場合の抑うつ気分は、1週間、2週間と長く続きます。
また、日常で経験する気分の落ち込みは多くの場合、その原因となる出来事があって落ち込み、その原因が消えたり、自分なりの対処法が決まると消えるのに対して、うつ病の場合は、必ずしもこのような因果関係がありません。
さらに、うつ病における抑うつ気分の特徴の一つに、日内変動(にちないへんどう)があります。抑うつ気分の日内変動とは、午前中に抑うつ気分が強く、夕方から夜にかけて気分が楽になるというものです。稀に、逆の場合もあるようです。
また、うつ病における抑うつ気分の特徴として、抑うつ気分の始まりや回復に関して、ある日突然始まったり回復するのではなく、かなりの気分の波(変動)を伴いながら良くなったり、悪くなったりする点があげられます。
<関連記事>
・うつ病の具体的症状:興味と関心の喪失
・うつ病の具体的症状:思考の抑制と行動の抑制
・うつ病の具体的症状:マイナス思考と自殺念慮
(2008年6月7日掲載)
スポンサーリンク