全般性不安障害(GAD)の治療

全般性不安障害(GAD)の症状の中でも、身体的な緊張や不眠は、抗不安薬により即効性が期待できます。

また、全般性不安障害において連続的に現れる不安や心配に対しては、効果が現れるまでに2〜4週間程度の時間がかかりますが、抗うつ薬のSSRIが有効であるとされています。

全般性不安障害における精神療法では、自分の不安や心配の捉え方が偏っていること(認知の歪み)を明らかにし、認知の歪みを修正する認知療法が有効であるといわれています。

全般性不安障害の多くの人は、病気にかかっているという認識は低く、性格的なものと思い込んでいるようです。

全般性不安障害になると、悪い出来事を予感しそれを回避するために、その日常行動は非常に狭い範囲に限られ、生活の質は著しく低下します。

また、全般性不安障害は慢性化しやすい病気とされ、ストレスの影響により、良くなったり悪くなったりと波が続き安定感に欠けます。さらに、うつ病に移行するケースも多く、うつ状態が長期化しやすいとされています。

病的な不安を治療するためにも、全般性不安障害の正しい知識と早期の治療が何よりも重要となります。

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全般性不安障害(GAD)とうつ病

(2008年9月17日掲載)
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