チック症(チック障害)の治療法

チック症(チック障害)に対する治療法については、専門家の間でも意見が分かれており、未だ確立されたものはないようです。

チック症状自体やチックによる悪影響などを考慮し重症と判断される場合は、薬物治療など積極的な治療が行われています。

チック症の薬物治療としては、チック症状はそれほど強くはないものの、本人の不安が強い場合には、抗不安薬が用いられることがあります。また、チック症状が強い場合には、抗ドーパミン作用の強い神経遮断薬という薬が広く用いられています。チック症に用いられる神経遮断薬としては、「ハロペリドール」や「ピモジド」(いずれも製品名)という抗精神病薬があります。

抗ドーパミン作用の強い神経遮断薬は、ドーパミン神経系の活性を抑制してしまうことから、特に、小児に長期間使用することは、脳の発達に悪影響を与える可能性があると考えられており、投与は慎重に行うべきとされています。

ただ、ドーパミン神経系の脳の発達に対する影響が少なくなる10歳代半ば以降の思春期に入り、なお重症のチック症状が残っている場合には、「ハロペリドール」や「ピモジド」といった薬は大変有効であるといわれています。

チック症は、親の厳しい躾や友人関係などを契機として発症するケースが多いことから、カウンセリングがよく行われています。

カウンセリングによって、周囲が気を使い、比較的過保護な環境に本人を置くことは、確かにチック症状を軽減させますが、将来的には、対人関係における障害や強迫性障害など、情緒行動面の障害につながることもあり、チック症治療におけるカウンセリングに対しては、慎重論も出ています。

(2009年2月16日掲載)
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