急性ストレス障害(ASD)とは?

急性ストレス障害(ASD:Acute Stress Disorder)とは、生命の危機に匹敵する心的外傷(トラウマ)を経験した後に、不安、過敏、緊張、落ち着きのなさ、イライラ、集中力の低下などの精神症状や、動悸、呼吸困難、めまい、首や肩のこり、震え、不眠などの身体症状が現れる一過性の障害をいいます。

急性ストレス障害はアメリカ精神医学会のDSMによる名称で、WHOのICDでは、急性ストレス反応(ASR:Acute Stress Reaction)としています。

急性ストレス障害は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と似ていますが、トラウマ体験から4週間以内に始まり、2日~4週間で治まるという特徴があります。

急性ストレス障害は、トラウマ体験の後に起こり、本人はその出来事を頭の中で繰り返し再体験し、それを思い出させるものを避けようとし、不安が増大します。

急性ストレス障害は、一般に以下の症状のうち3つ以上に該当する場合をいうとされています。

  1. 感覚の麻痺、外界との分離感、感情的な反応性の欠如
  2. 周囲の物事への注意力の低下
  3. 物事が現実ではないという感覚
  4. 自分自身が現実ではないという感覚
  5. トラウマ体験の核心部分の記憶の喪失

急性ストレス障害は比較的新しい不安障害の1つで、未だ不明な点があります。

ある調査では、自動車事故の被害者の15%~20%が、急性ストレス障害になると報告されています。

急性ストレス障害では、自分の苦しみに理解や共感を示してもらいながら、適切なサポートを受ける必要があります。起きた出来事とそれに対する自分の反応について話す機会が与えられることで、急性ストレス障害が改善されるといわれています。

(2009年2月18日掲載)
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