恐怖症の種類
特定の状況や場面と関連して、恐怖や不安を引き起こす恐怖症(特定の恐怖症)があります。たとえば、高い所に立ったりヘビに遭遇したりなど特定の状況や場面において、過剰な恐怖や不安が生じます。
通常では、他人から見れば危険でも脅かすものでもない特定の状況や場面に対して、不釣り合いなほど極めて強い恐怖や不安が生じ、その恐怖や不安に圧倒され、ついには、そのような状況や場面を回避するために、日常生活に支障を来すようになります。なかには、電車やバスにも乗れず、遠くへの外出が困難になるケースもあります。
特定の恐怖症の対象となる物や状況、場面としては、ヘビなどの動物、蛾などの昆虫、高所、閉所、雷、注射、血液、橋、トンネルなどがあり、これらに対する恐怖や不安は、自分の意思に反して湧き出て、これを抑えることができません。
特定の恐怖症には、高所恐怖症、閉所恐怖症、先端(尖端)恐怖症、乗車恐怖症、不潔恐怖症、動物恐怖症、疾病恐怖症など、実に様々な種類のものがあります。
特定の恐怖症の好発年齢は、小児期と20歳代半ばとされ、生涯有病率(一生のうちで病気に罹る割合)は10%前後といわれ、精神的な疾患のなかで最も頻度が高いとされています。
特定の恐怖症の治療としては、行動療法の一つである曝露療法(恐怖や不安を生じさせる状況や場面を段階的に体験して、恐怖や不安を軽減させていく方法)や認知療法が有効とされています。
特定の恐怖症は、強迫的性格を持つ人に発症しやすいと一般に考えられていますが、実際には、恐怖症を伴わない強迫性障害もあれば、恐怖症を伴う強迫性障害もあるといわれています。また、特定の恐怖症と間違いやすい疾患としては、パニック障害、社会不安障害(SAD)があります。
<関連記事>
・神経症とは?
(2009年6月30日掲載)
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特定の恐怖症の対象となる物や状況、場面としては、ヘビなどの動物、蛾などの昆虫、高所、閉所、雷、注射、血液、橋、トンネルなどがあり、これらに対する恐怖や不安は、自分の意思に反して湧き出て、これを抑えることができません。
特定の恐怖症には、高所恐怖症、閉所恐怖症、先端(尖端)恐怖症、乗車恐怖症、不潔恐怖症、動物恐怖症、疾病恐怖症など、実に様々な種類のものがあります。
特定の恐怖症の好発年齢は、小児期と20歳代半ばとされ、生涯有病率(一生のうちで病気に罹る割合)は10%前後といわれ、精神的な疾患のなかで最も頻度が高いとされています。
特定の恐怖症の治療としては、行動療法の一つである曝露療法(恐怖や不安を生じさせる状況や場面を段階的に体験して、恐怖や不安を軽減させていく方法)や認知療法が有効とされています。
特定の恐怖症は、強迫的性格を持つ人に発症しやすいと一般に考えられていますが、実際には、恐怖症を伴わない強迫性障害もあれば、恐怖症を伴う強迫性障害もあるといわれています。また、特定の恐怖症と間違いやすい疾患としては、パニック障害、社会不安障害(SAD)があります。
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