慢性疲労症候群(CFS)と幼少期の虐待
2009年1月8日付AFPによると、幼少期に肉体的虐待や精神的虐待など、トラウマとなるような経験をすると、成人になって慢性疲労症候群(CFS:Chronic Fatigue Syndrome)になるリスクが6倍高くなるとする、米国のエモリー大学の研究結果が発表されたそうです。
米国における慢性疲労症候群の患者は、成人の3%近くにのぼっており、その原因や発症の仕組みについては、ほとんど知られていませんでした。
研究チームの調査では、慢性疲労症候群患者113人と健常者124人を対象に、まず、幼年時代に肉体的虐待や精神的虐待など、トラウマとなる経験をしたことがあるかを回答してもらい、次に、うつ病やパニック障害、PTSDの有無と、だ液中のコルチゾールの量を調べたそうです。
ちなみに、コルチゾールはホルモンの一種で、これが少ないとストレス反応システムの機能が低下した状態だとされています。
調査の結果、特に幼少期に虐待を受けた人は、成人後に慢性疲労症候群になるリスクが6倍も高くなることが明らかにされています。さらに、うつ病やパニック障害などの症状は、健常者よりも慢性疲労症候群患者の方に多くみられたといいます。
<関連記事>
・慢性疲労症候群で脳の炎症
(2009年1月8日掲載)
米国における慢性疲労症候群の患者は、成人の3%近くにのぼっており、その原因や発症の仕組みについては、ほとんど知られていませんでした。
研究チームの調査では、慢性疲労症候群患者113人と健常者124人を対象に、まず、幼年時代に肉体的虐待や精神的虐待など、トラウマとなる経験をしたことがあるかを回答してもらい、次に、うつ病やパニック障害、PTSDの有無と、だ液中のコルチゾールの量を調べたそうです。
ちなみに、コルチゾールはホルモンの一種で、これが少ないとストレス反応システムの機能が低下した状態だとされています。
調査の結果、特に幼少期に虐待を受けた人は、成人後に慢性疲労症候群になるリスクが6倍も高くなることが明らかにされています。さらに、うつ病やパニック障害などの症状は、健常者よりも慢性疲労症候群患者の方に多くみられたといいます。
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(2009年1月8日掲載)
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