心理的ストレスが向かう方向

心理的ストレスが加わって何らかの反応が起こる場合、一般的に3つの方向に向かうといわれています。

一つ目は、身体的な症状です。具体的には、頭痛や腹痛、吐き気、食欲不振などがあげられます。「心身症」といわれる病気が属します。心身症とは、「心」という文字が入っていますが精神疾患ではなく、あくまで「体の病気」です。

ただ、心身症の発症には、心理的な要因(ストレス)が深く関与しているため、体の機能的な異常があり一般の内科や整形外科などを受診してもなかなか症状が改善しない場合は、心身症として治療をする必要が出てきます。

心身症は、先の症状のほかにも、気管支ぜんそく、狭心症、糖尿病など、あらゆる体の病気として起こり得ます。

二つ目は、精神的な症状で、不眠、憂うつ、不安などがあげられます。「うつ病」が代表的な病気として属します。

三つ目は、行動上に現れる異常で、拒食、過食、出社困難などがあげられます。病的な拒食や過食として「摂食障害」という病気が属します。また、出社困難は、「出社拒否症」「出社困難症」「出社恐怖症」などとよばれ、様々な原因が考えられています。

心理的ストレスを受けた場合、これらの三つの内どれかが単独で現れるだけでなく、組み合わさって、様々な反応としての症状が現れます。

(2009年3月22日掲載)
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