産業カウンセラーとは?

カウンセリングの目的は、相手の立場に立って、精神医学や心理学など専門的な観点から、人生において遭遇するさまざまな問題を乗り越え成長することを、援助することにあります。

産業カウンセリングは、このカウンセリングをベースとして、産業や企業に適用するものです。したがって、産業カウンセリングの対象者は、サラリーマンなどの勤労者となります。

社団法人日本産業カウンセラー協会で制定した「産業カウンセラー倫理綱領」第1条第1項では、「産業カウンセラーは、人間尊重を基本理念として個人の尊厳と人格を最大限に尊重し、深い信頼関係を築いて勤労者に役立つことを使命とする。」と定めています。

第2項では、「社会的現象や個人的問題はすべて心のありようにより解決できるという立場をとらず、勤労者の問題は勤労者をとりまく社会環境の在り方と関連していると捉える。」とされ、第3項では、「産業の場での相談、教育および調査などにわたる専門的な技能をもって勤労者の上質な職業人生(QWL:Quality of Working Life)の実現を援助し、産業社会の発展に寄与する。」と表明されています。

産業カウンセラーのニーズや、産業カウンセラーに対する期待は、今後ますます高まるのではないかと思っています。

(2009年7月31日掲載)
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