精神科医療のチーム化

精神疾患に対する医療は、従来、主に医師と看護師で行われてきましたが、近年では、精神保健福祉士などの精神科ソーシャルワーカー(PSW:Psychiatric Social Worker)や臨床心理士、作業療法士、保健師など、それぞれ特有の知識・技能を持った専門職が参画し、チーム形態で精神科医療を実践するように変わりつつあります。

IPS(Individual Placement and Support)とよばれる個別就労支援も、このひとつのモデルともいえます。

ちなみに、IPSは、米国では医療チームに就労支援スペシャリストが加わった援助付き雇用として効果を上げており、日本でも国立精神・神経センター精神保健研究所において、IPS−Jとして試行されています。

精神疾患を患う人の様々なニーズに対して、医療と生活の両面から一体として支援できる体制が理想であり、精神科医療のチーム化は、今後の重要な課題といえると思います。

それには、法律の整備や財源の確保など、クリアしなければならない問題が多くありますが、今後の企業の活性化や働く従業員のメンタルヘルスの向上、ひいては、ノーマライゼーションという目標に少しでも近づくために、EAPとともに、精神科医療のチーム化は、社会全体で取り組むべき課題のような気がしています。

(2009年9月12日掲載)
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