行動療法とは?

行動療法は、悩んでいる問題を概念として理解するのではなく、具体的な行動として理解することからスタートします。

行動療法では、ある状況下で、ある考えをし、ある感情が起こり、ある行動をしてしまう、という一連の「刺激と反応」との関係で、物事を捉えます。

悩んでいる問題について、習慣的な行動特性として理解し、その行動特性に対して、より生きやすくする行動を「学習する」ことによって治療をしていこうとするのが、行動療法です。

刺激と反応の連続を分析し、どこに問題があるのかを明らかにし、それを変えていくための方法について、検討を重ねて(治療仮説を立てて)いきます。

治療仮説という言葉どおり、最終的にどうなりたいかという大きな目標はありますが、そのプロセスにおいて段階的な目標を設定し、様々な方法を実施し、効果を検証しながら方向性を修正し、次のレベルに治療を進めていきます。

行動療法の効果が認められている精神疾患としては、うつ病などの気分障害、強迫性障害パニック障害PTSDなどの不安障害拒食症や過食症などの摂食障害のほか、統合失調症自閉症などが、その適用領域に含まれます。

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(2009年12月3日掲載)
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