気分障害:うつ病と躁病
うつ病と躁病は、心の病、気分の病などといわれますが、国際的な診断基準では「気分障害」に分類されます。
誰でも、嫌な事があったり、悲しい事があったりした場合には、気分が落ち込み、逆に、うれしい事があれば、気分は高揚します。これらの気分の変化は、自然なもので、どちらかに偏ることもなく、時々刻々と変化し得るものです。
気分障害という用語から、気分的な変化、特に気分的な悪さ一般をイメージしやすいですが、気分障害と自然の気分の変化は、異なるものです。
うつ的な気分の変化や、躁的な気分の変化が、これといった原因もなく長期間持続する場合が気分障害であり、病気として扱わなければなりません。
うつ病と躁病とでは、全く正反対の症状が現れますが、どちらも主な症状は気分の異常であり、共通点が多いとされています。
気分障害は、普段の気分から明らかに逸脱しているものであり、周期性や反復性を持つ場合が多くあります。
気分障害の下位に分類されるものとしては、うつ病の症状だけを示す「うつ病性障害」と、これに加えて躁病の症状を示す「双極性障害」があります。なお、躁病の症状だけを示す単極性躁病を双極性障害に分類するか独立したカテゴリーにするかには、議論があるようです。
(2010年1月15日掲載)
誰でも、嫌な事があったり、悲しい事があったりした場合には、気分が落ち込み、逆に、うれしい事があれば、気分は高揚します。これらの気分の変化は、自然なもので、どちらかに偏ることもなく、時々刻々と変化し得るものです。
気分障害という用語から、気分的な変化、特に気分的な悪さ一般をイメージしやすいですが、気分障害と自然の気分の変化は、異なるものです。
うつ的な気分の変化や、躁的な気分の変化が、これといった原因もなく長期間持続する場合が気分障害であり、病気として扱わなければなりません。
うつ病と躁病とでは、全く正反対の症状が現れますが、どちらも主な症状は気分の異常であり、共通点が多いとされています。
気分障害は、普段の気分から明らかに逸脱しているものであり、周期性や反復性を持つ場合が多くあります。
気分障害の下位に分類されるものとしては、うつ病の症状だけを示す「うつ病性障害」と、これに加えて躁病の症状を示す「双極性障害」があります。なお、躁病の症状だけを示す単極性躁病を双極性障害に分類するか独立したカテゴリーにするかには、議論があるようです。
(2010年1月15日掲載)
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