不眠の原因「5つのP」

不眠については様々な要因が考えられていますが、現在では、次の5つに集約されています。それぞれの不眠原因の英語の頭文字をとって、不眠の原因「5つのP」とよばれています。

  1. 身体的原因(Physical)
  2. 生理学的原因(Physiological)
  3. 心理学的原因(Psychological)
  4. 精神医学的原因(Psychiatric)
  5. 薬理学的原因(Pharmacologic)

このうち近年では、精神医学的障害(精神疾患)を原因とする不眠が増加してきており、慢性的な不眠に悩む人の半数に、何らかの精神疾患がみられるとされています。

不眠の原因となり得る精神疾患では、特にうつ病があげられます。うつ病の場合、ほぼ全てのケースで不眠が現れるとされています。うつ病に近い適応障害においても、不眠が多くみられるとされています。

また、パニック障害心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの不安障害アルコール依存症を代表とする依存症摂食障害統合失調症の急性期においても、多くの場合に不眠がみられるとされています。

このように、多くの精神疾患が不眠の原因となり得ることから、診断においては十分な注意が必要だとする指摘が専門家からなされています。

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(2010年2月17日掲載)
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