コンサルテーション・リエゾン精神医学とは?
コンサルテーション・リエゾン精神医学(CLP)とは、身体の診療科の患者が抱える精神的な問題に対して、その身体診療科との相談(コンサルテーション:Consultation)と連携(リエゾン:Liaison)をベースとして診療を行う精神医学(Psychiatry)の分野をいいます。CLPは、医療の専門化・細分化に対して、包括的・全人的医療を目指しています。
CLPには、身体診療科の患者に精神的な問題が発生してから精神科医が患者やスタッフに対して相談、助言、指導を行う場合と、初めから精神科医が診療チームの一員として参画して、患者の精神的な問題の発生予防と早期発見・早期治療の役割を担う場合の2つがあります。
CLPは、特にターミナルケアにおいて注目され、その重要性が認識されています。がんの末期(ターミナル期)においては、がん性疼痛により患者の心理状態が大きく変動し、うつ状態との関連が深いことが知られるようになってきたからです。
今後さらに医療が専門化・細分化、そして高度化していくなかで、精神科と身体診療科との連携の必要性が増していくことが予想され、CLPの真の実現が望まれています。
(2010年2月22日掲載)
CLPには、身体診療科の患者に精神的な問題が発生してから精神科医が患者やスタッフに対して相談、助言、指導を行う場合と、初めから精神科医が診療チームの一員として参画して、患者の精神的な問題の発生予防と早期発見・早期治療の役割を担う場合の2つがあります。
CLPは、特にターミナルケアにおいて注目され、その重要性が認識されています。がんの末期(ターミナル期)においては、がん性疼痛により患者の心理状態が大きく変動し、うつ状態との関連が深いことが知られるようになってきたからです。
今後さらに医療が専門化・細分化、そして高度化していくなかで、精神科と身体診療科との連携の必要性が増していくことが予想され、CLPの真の実現が望まれています。
(2010年2月22日掲載)
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