依存性パーソナリティ障害と強迫性パーソナリティ障害

依存性パーソナリティ障害の人は、日常の些細な事でも自分だけでは決められず、人からあり余るほどのアドバイスを受けなければなりません。また、自分で自分の事をすることができないと思い込んでいるので、一人に置かれると強い恐怖や不安が襲います。そのために、人にはいつも従順で、受身的です。

このようなことから、自分に指示を与えてくれる人から嫌われまいと、不快な事まで自分から進んでやってしまうこともあります。

人の支持を失うのを恐れて、人の意見に反論することをしないという非主張性も、依存性パーソナリティ障害の特徴の一つとされています。

強迫性パーソナリティ障害とは、非常に几帳面で頑固、しかも融通がきかず、病的なまでに完全主義の傾向が極端に現れた状態をいいます。

強迫性パーソナリティ障害の人は、細かいことにとらわれ過ぎて、ポイントを見失い、疲れ切ってしまいます。仕事においては、自分の価値観や仕事のやり方に従わない限り、どんなに有能な人にも仕事を任せることはしません。また、娯楽や友人関係を犠牲にしてまで、仕事にのめり込むことも多いようです。

強迫性パーソナリティ障害の人は、金銭的には将来の破局に備えて自分に対しても他人に対しても思い切って使うことはなく、さらに、思い入れがある訳でもないのに使い古した物を捨てるようなこともしません。

(2010年1月4日掲載)
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この記事へのコメント
1. Posted by ららこ   2017年04月17日 14:51
まさにパーソナリティ障害その通りで、子供の受験の選択を私が誤った選択をさせてしまったことをきっかけに自分が許せなく気力が出ません。子供にもきっと伝わるのではと子供人生を狂わせてしまったと思います。どうしたら障害が治りますか。精神科を受診しましたが先生は笑っていました。
2. Posted by 運営者どすこい   2017年04月18日 07:01
ららこさん
はじめまして。どすこいです。
お子さんのためを思って考えに考えた末の結果だと思いますから、そんなに自分を責めてはいけないと思いますよ。また、パーソナリティ障害に見られるような一面があるのかもしれませんが、疾患かどうかは程度の問題だと思いますし、先生のアドバイスに従って物事の捉え方に少し柔軟性を持たせるなどを心がけてみてはいかがでしょう。
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