仕事のストレスが朝の目覚めに影響

2009年12月5日付読売新聞によると、北里大学の研究チームの調査で、朝の目覚めの良さは仕事上のストレスと関係が深いことが明らかにされ、20代では上司との関係、30代では仕事の満足度、40代ではリラックスできる時間の有無が、最も影響を与えているそうです。第25回日本ストレス学会学術総会で発表されています。

研究チームは、企業のメンタルヘルスを支援する日本ヴィクシーと共同で、東京都内の情報通信企業に勤務する20代〜40代の社員1,500人を対象にアンケート調査を実施。朝の目覚め、仕事中の眠気、休日の寝だめの3項目から、睡眠の充足度を「高い」「普通」「低い」の3段階に分け、ストレスとの関係を分析しています。

その結果、睡眠の充足度が低いグループは高いグループに比べて、「会社に行くのがつらい」(11.7倍)、「ぼーっとする」(11.4倍)、「集中力が低下する」(6.6倍)と、ストレスを訴える割合が高かったといいます。さらに、朝の目覚めの良さに影響を与えている要因を詳細に分析したところ、前述のような結果となったようです。

ちなみに、日本ストレス学会は、事務局が東京医科大学に置かれ、ストレスに関する研究とストレス関連疾患の発症機序・病態の解明とその予防に関する研究などを目的とする団体といいます。(日本ストレス学会HPより:http://www.tokyo-med.ac.jp/ph/jass/index.htm)

(2009年12月10日掲載)
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