帯状疱疹とストレス

帯状疱疹は、子供の頃に罹る水疱瘡のウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)によって発症するウイルス感染症の一つです。

成人になってもこのウイルスが体内に潜んでいる場合、ストレスや疲労、睡眠不足、栄養不良などで体力・抵抗力が落ちていたり、糖尿病やがんなどで免疫力が低下していると、体内のウイルスの増殖を抑えることができず、再び発症してしまうのが帯状疱疹です。

帯状疱疹の症状は、ウイルスの存在する神経に沿って現れるのが特徴です。帯状疱疹が出やすい場所としては、頭、顔面、胸、背中などで、逆に、腰や太ももなど下半身に出ることは少ないとされています。

また、帯状疱疹を発症すると、神経のピリピリとした痛みが起こります。痛みに続いて、赤い湿疹や小さい皮膚の隆起(丘疹)が現れ、これが水疱になります。ただ、子供の水疱瘡と違い、成人の場合では、神経の痛みだけで湿疹や水疱が現れないこともあります。なお、水疱が出ている時は、水疱を破らないように注意が必要です。水疱が破れると化膿してしまうからです。

帯状疱疹は自然に治癒する病気とされていますが、帯状疱疹が顔面に出た場合は、顔面神経麻痺や視力に悪影響を与える可能性がありますので、早期の受診が重要といえます。

帯状疱疹の治療方法は、抗ウイルス薬の服用や患部への塗布などです。また、休養と睡眠、栄養を十分に取ることも必要です。帯状疱疹は、体が弱っている証拠だからです。

(2010年2月19日掲載)
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