発達性協調運動障害とは?

発達性協調運動障害は、手足のいくつかの筋肉を協調させて動かす動作や運動が上手くできない状態のために、中度や重度の知的障害がないにもかかわらず、学業成績や日常生活に支障を来たしている場合に診断されます。

発達性協調運動障害には、工作など手先の器用さが必要となる作業に支障がある場合と、走ったり体操するなど全身運動に支障がある場合の2つのタイプがあります。

子供は初めは不器用ながら服を着たり走り回ったりしながら、手先の器用さを含めた運動能力を身に付けていきますが、このような年齢とともに発達する運動能力の遅れが脳性まひなど医学的疾患なしにみられるものを、発達性協調運動障害といいます。

具体的には、乳幼児期においては、寝返りやお座りなどの動作が年齢相応より遅れます。その後、字が上手く書けない、物がつかめない、歩行がぎこちないなどの症状が現れます。

発達性協調運動障害のこれらの症状に加えて、学習障害(LD)コミュニケーション障害ADHD(注意欠陥・多動性障害)などの症状が現れる場合もあるといわれています。

(2010年3月22日掲載)
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