ラポールとは?

ラポール(rapport)は、日本語としては疎通性と訳される場合がありますが、治療者と患者との間の良好な信頼関係を指す用語として用いられています。

ラポールが特に重要な意味を持つ場面が、心理検査や精神療法を行うときです。

心理検査や精神療法を受ける患者は、多くが緊張し自己防衛的になっています。このため、ラポールが形成されていないと、たとえば、ロールシャッハテストでは形式的な反応で終わり、質問紙法では“どちらでもない”といった回答が増える可能性があるのです。

ラポールという用語は、もともとオーストリアの医師メスメルが実践した人体の中に生じる潮の干満に似た流れ(動物磁気)を調節する治療法に感応した患者との関係を表現するために用いられていましたが、その後、治療者と患者相互が信頼し合い、安心して自由な感情交流が行える関係が築かれている状態を表現するために用いられています。

なお、ラポールの形成と患者の協力的態度の形成の前提として、特に医療そのものに拒否的な患者が少なくない精神科領域においては、患者への十分な説明と同意が、必要不可欠なものと位置付けられています。

(2010年3月13日掲載)
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