統合失調症の病型

統合失調症では、極めて多様な症状が現れますが、症状や経過の特徴に基づき、いくつかの類型(病型)に分けることができます。ただし、病型の分類はおおまかなもので、中間型や混合型、経過の途中で病型が変化する場合があります。

■破瓜(はか)型
解体型ともいいます。破瓜型は、統合失調症の中核に位置付けられています。10歳代後半から20歳代前半に発症し、急性期には様々な異常体験を示します。治療が進むにしたがい異常体験は減少し、しだいに陰性症状が目立つようになります。末期には強い自閉が現れ、なかには、一日中何もせずにじっとしている例もみられるようです。破瓜型は、他の病型よりも予後が悪いとされています。

■緊張型
緊張型は、急激に発症して強い興奮を示します。興奮とは逆に、精神運動が極度に低下して、昏迷に陥ることもあります。また、姿勢が固まり元に戻せなくなるカタレプシー(強硬症)を示すことがあります。

■妄想型
妄想型は、20歳代後半以降で多くみられる病型です。幻聴や妄想を主体とし、特に妄想構築とよばれる体系化された妄想を有することが特徴です。思考や感情の障害は、比較的軽いとされています。妄想型は、他の病型よりも予後が良いとされています。

■残遺型
統合失調症特有の症状はないものの、何らかの陰性症状が長期間持続する病型です。長期経過後は、この残遺型に分類されるケースが多いとされています。

■単純型
陰性症状が主体で幻覚や妄想などはみられず、次第に社会生活能力の低下が進む稀な病型です。

<関連記事>
統合失調症で神経回路の異常

(2010年5月13日掲載)
スポンサーリンク
コメント投稿(運営者確認後に表示)
※運営者の判断によリコメントが表示されない場合(誹謗や中傷など)がありますので、ご了承ください。また、特定の病院に対するお問い合わせにつきましては、ご覧になった病院へ直接お願いいたします。
名前
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
スポンサーリンク
記事検索


Copyright © 2007-2020 「うつ」の心に癒しを。