職場不適応症とは?
職場不適応症は、精神医学上の用語ではありません。職場不適応症はもともと、職場のメンタルヘルスを担当する産業医が、職場での問題を訴える労働者に対して、精神医学的な対応を考える際に使用していた用語です。職場不適応症という用語は現在、病態だけでなく、その発症や経過に関係する職場環境を念頭に置いた診断と職場環境の調整・ケアを行う際にも用いられています。
職場不適応症は、精神疾患の国際的な診断基準では、概ね適応障害に位置付けられる病態です。
職場不適応症の診断においては、まず身体疾患を除外したうえで、薬物治療が中心となるうつ病や不安障害、統合失調症などの精神疾患を除外します。
職場不適応症でも薬物治療や精神療法が行われますが、治療以上に重要とされるのが、職場環境の調整です。職場不適応症は、労働者個人と職場環境との相互作用から生じていますので、この2つの要因を十分に検討することが大切です。
職場不適応症は、同じ繰り返しに陥りやすいことから、労働者本人を含め関係当事者間で認識を共有しながら対応を図る必要があります。
(2010年6月23日掲載)
職場不適応症は、精神疾患の国際的な診断基準では、概ね適応障害に位置付けられる病態です。
職場不適応症の診断においては、まず身体疾患を除外したうえで、薬物治療が中心となるうつ病や不安障害、統合失調症などの精神疾患を除外します。
職場不適応症でも薬物治療や精神療法が行われますが、治療以上に重要とされるのが、職場環境の調整です。職場不適応症は、労働者個人と職場環境との相互作用から生じていますので、この2つの要因を十分に検討することが大切です。
職場不適応症は、同じ繰り返しに陥りやすいことから、労働者本人を含め関係当事者間で認識を共有しながら対応を図る必要があります。
(2010年6月23日掲載)
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