心の発達

心の発達は、連続していて途切れることも飛躍することもなく、ある方向性を持っています。また、発達の速度は、一定ではなく緩急があります。さらに、発達には個人差があり、持って生まれた気質・体質と重なり、発達が進むほど個人差はより明確になっていきます。

生後1年を乳児期といいます。乳児にとっての生活の中心は家庭であり、対人関係は養育者が中心となりますので、養育者の役割は大変重要なものといえます。乳児期の心の発達で重要なことは、養育者との間に愛着を形成することにあります。

1歳から3歳の終わり頃までを幼児前期といいます。幼児前期では、養育者に全面的に依存していた状態から、自分でやることに意欲を示し始めます。1歳半くらいから、「いや」「だめ」といった拒否の態度が頻繁に現れ、大人の介入を拒み主体性を貫こうと試みる第一反抗期が始まります。

第一反抗期は、子供の側からみると自己主張期であり、主体性を貫くことができた際には、自信や自尊心を獲得することができます。したがって、社会的存在への流れを作る意味で、重要な時期といえます。

4歳から6歳頃までを幼児後期といいます。この時期においては、「なぜ?」「どうして?」という質問が多くなります。概念はさること、因果関係にも興味を示すようになります。この時期においては、様々なプロセスを子供に体験させてあげることが重要です。

幼児前期で自信や自尊心を獲得した子供は、幼児後期以降いっそう意欲的に世界や体験を広げ、自律感を確立し自信を強めていきます。また、養育者から愛され保護された安心と確信をベースに、他者との間においても安定的な関係を築くことができるようになります。

(2010年7月4日掲載)
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