赤ちゃん部屋のおばけ
赤ちゃん部屋のおばけ(ghosts in the nursery)とは、乳幼児精神医学者であるフライバーグが発見した現象で、特に出産直後において、母親が乳児と2人きりでいる時に、母親を不意に襲う不安、恐怖、イライラ、嫌悪感などを指す用語です。育児室の幽霊とよぶ場合もあります。
フライバーグは、泣き続ける乳児を母親が無視する瞬間、その母親に自分の親から無視された辛い思い出がこみ上げてくることを発見したといいます。
赤ちゃん部屋のおばけは、母親だけに起こる現象ではなく、父親にも起こり得る現象であると現在では解されています。
泣き止まない乳児に暴力を振るう父親の場合、赤ちゃん部屋のおばけが一因とも考えられています。つまり、たとえば、施設に預けられ孤独な我慢を強いられていた、母親の愛情を感じることなく育った、などその父親の寂しい生い立ちがこみ上がり激しい苛立ちが生じ、それが乳児に向けられると考えられています。
赤ちゃん部屋のおばけがみられる場合、まず大切なことは、親自らの生い立ちを冷静に振り返り、葛藤に気づき、自分自身を労うことだとされています。
(2010年5月5日掲載)
フライバーグは、泣き続ける乳児を母親が無視する瞬間、その母親に自分の親から無視された辛い思い出がこみ上げてくることを発見したといいます。
赤ちゃん部屋のおばけは、母親だけに起こる現象ではなく、父親にも起こり得る現象であると現在では解されています。
泣き止まない乳児に暴力を振るう父親の場合、赤ちゃん部屋のおばけが一因とも考えられています。つまり、たとえば、施設に預けられ孤独な我慢を強いられていた、母親の愛情を感じることなく育った、などその父親の寂しい生い立ちがこみ上がり激しい苛立ちが生じ、それが乳児に向けられると考えられています。
赤ちゃん部屋のおばけがみられる場合、まず大切なことは、親自らの生い立ちを冷静に振り返り、葛藤に気づき、自分自身を労うことだとされています。
(2010年5月5日掲載)
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