アイデンティティとは?
アイデンティティ(identity)は、心理学者エリクソンが定義した概念で、日本語としては同一性と訳されています。また、アイデンティティの確立というような文脈で使われることが多い用語です。
アイデンティティは、個人が関係する様々な側面における一貫性のある存在感覚を意味します。たとえば、自分が自分自身であるという自己同一性(自我同一性)、自分の所属集団を受け入れているという集団同一性、自分の性を受け入れているという性同一性などがあります。
自分が自分自身であるという自己同一性は、アイデンティティの中でも中核的なものになります。自分が他ならぬ自分自身であると認識し始める時期は、諸説あるようですが、小学校低学年から中学年と考えられています。
そして、自分の親は本当の親なのか、自分はこの家の子供なのかといった不安を抱き、自分なりに答えを見つけ落ち着きます。続いて、第二次性徴が始まる時には、否でも応でも自分の性と向き合うことになり、多くの混乱が生じることになります。
これらアイデンティティは、青年期(第二次性徴から20〜30歳くらいまで)に確立されると考えられています。アイデンティティが確立された人は、自分自身を受け入れ、親から独立し、対人関係も良好で、現在の環境を素直に受け入れます。これを基盤としてさらに、将来に対する方向づけを行い、希望を抱きながら前向きに生きて行くことができます。
<関連記事>
・個性(自分らしさ)とは何か
・病気なのか性格なのか
(2010年7月8日掲載)
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